東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所

物質理工学院応用化学系原子核工学コース・応用化学コース

鷹尾研究室

Tel & FAX: 03-5734-2968
E-mail: takao.k.ac@m.titech.ac.jp

院試・研究室生活などについて

鷹尾研究室では、学生さん(学部卒研生, 大学院修士・博士)を募集しています。見学・相談等を希望される方は事前に鷹尾までメール( takao.k.ac@m.titech.ac.jp )にてご連絡ください。以下の通り毎年度開催される学院・系・コースの進学説明会・研究室見学会に来ていただいたのでも構いませんし、それ以外の機会での個別相談・見学も歓迎します。zoom等オンラインでもOKです。特に時期を選ぶものでもありません。ただし学会等で不在にすることもありますので、まずは気軽にコンタクトいただいたうえで互いにスケジュールを調整しましょう。

【研究室見学に際して】研究室見学の際は、普段着で来てくれたのでまったく問題ありません。私もせいぜいポロシャツとかTシャツにパーカーなど、普段はかなりラフな格好をしています(スーツを着るのは年に片手で数えられるくらい?)。手土産などについてもお気遣いは無用です。どうぞ気楽に来てください。
 例年の院試募集要項にある通り、応化系, 融合系いずれの場合も院試説明会や個別などコンタクトの形を問わずぜひ相談しましょう。対面・オンラインどちらでも対応できます。実際に話をしてみて、私をはじめ鷹尾研と合いそうかどうか、実際の研究分野やテーマがイメージに合っていそうかどうか、研究環境が十分かどうか、などよく検討してください。見学にも可能な限り対応しますので、鷹尾研がどんなところか自分の目で確かめてもらえればと思います(もちろん相談と同時でもOK)。このご時世にアナログなような気もしますが、お互いの人となりを理解したうえで志望してもらえると私としても大変嬉しく思います。あまり堅苦しく考える必要はまったくなく、なんだか面白そうだなと思ってもらえたら気軽に連絡してください。ひとによって居心地のいい距離感は違うでしょうし、そうは言っても研究室はある種ファミリー的な要素も持ち合わせているためメンバー同士の協力関係もとても大事ですし、その辺りのバランスをお互いうまく調整してみなさんが楽しく気持ちよくやっていけるようにできればと思います。
 もう1点、研究室HPの随所に記載してある通り鷹尾研での研究は化学実験(配位子合成, 錯体合成, 各種試料調製, 機器分析等)が主体となります。化学物質や実験器具の取り扱いはともかくとして、何よりもまず安全最優先で実験を行う必要があるので、特に学部までの専門が化学およびその関連分野以外である場合は、この点についてもぜひ綿密に相談しましょう。もちろん化学系出身の学生さんについても安全に対しての考え方は同じです。

【参考】大学院入試募集要項公開 (2024年4月および2023年9月入学)
https://www.titech.ac.jp/graduate_school/admissions/guide.html ※2023年度分のため参考まで

【重要!】院試における英語試験について:
例年の院試では出願日からさかのぼって過去2年以内に受験した外部英語スコア(TOEIC L&R, TOEFL-iBT等)の提出が必須となりますので、有効期間内のスコアを未取得の場合は出来る限り早期の受験をお願いします。外部英語試験の「申込 ⇒ 受験 ⇒ 結果通知」までかなり時間を要することがありますので、時間的なゆとりを十分もって準備してください。出願する系によっても対応が異なる場合があります。詳細については必ず当該年度の募集要項を参照してください。

院試説明会・相談会  
〇物質理工学院 研究室見学会(大岡山) ※2023年度実績
 ・日程:2023/3/30(木, 対面) 13:00-17:00
      2023/4/15(土, オンライン) 13:00-17:00
      2023/5/27(土, 対面) 13:00-17:00
 ・場所:大岡山北1号館205号室(鷹尾居室)もしくはzoom
    ※初回のみこちらから要事前登録とのこと。研究室一覧HPやzoom情報など見学会の案内が配信されるようです。
 ・URL
  全体:https://www.titech.ac.jp/0/prospective-students/open-campus/briefing/school-materials-chemical-technology
       【参考】次回院試分の情報が公開されたら随時更新します。
  3/30(木):https://www.titech.ac.jp/0/prospective-students/news/2023/066168
  4/15(土):https://www.titech.ac.jp/0/prospective-students/news/2023/066170
  5/27(土):https://www.titech.ac.jp/0/prospective-students/news/2023/066314

〇原子核工学コース(応化系・融合理工学系) 大学院進学説明会
 ・日時:2024/1/20(土) 13:00-15:30頃:対面で出席予定 ※研究室見学を希望する場合、事前にメール連絡をいただけると助かります。
            ※3/23(土)および5/11(土)それぞれ同時間帯にも説明会を予定しています。いまのところ両日とも対面出席予定
 ・場所:対面(大岡山北1号館1階会議室)・オンライン(zoom)併用 ※要事前登録(コチラから)
 ・URL:http://www.ne.titech.ac.jp/jp/examination/guidance.html

その他院試関連情報:
院試過去問(応化系, 融合理工学系):https://www.titech.ac.jp/graduate_school/admissions/past_exam_papers.html
院試Q&A:
 全体:https://www.titech.ac.jp/admissions/prospective-students/admissions/faq
 応化系:https://educ.titech.ac.jp/cap/news/2021_03/060439.html
※詳細については院試募集要項を参照してください。

 

鷹尾研での研究室生活における基本的な情報は以下の通りです。

  • 主な研究分野:アクチノイド化学(特にウラン), 錯体化学, 溶液化学, 分離化学, 核燃料サイクル, 放射性廃棄物処理・処分, 都市鉱山, 錯体触媒など

  • 担当している学院・系・コース:【主担当】物質理工学院応用化学系原子核工学コース 【副担当】物質理工学院応用化学系応用化学コース、環境・社会理工学院融合理工学系原子核工学コース
    大学院入試では応用化学系もしくは融合理工学系のどちらかを選んで受験し、応用化学系の場合は合格後に原子核工学コースと応用化学コースのどちらかを選択(学生さんの希望を尊重、もちろん相談可)、融合理工学系の場合は原子核工学コースに所属することになります。

  • コアタイム:特に設けていません。ただし、実験研究が主体ですので健康と安全の両面を考慮してなるべく明るい時間帯に研究活動を行うようにしてもらっています。

  • 活動日:月曜~金曜 (普段より遅れるもしくは欠席の場合はLINEかメールで連絡してください)

  • 休日:土日祝日(来てはいけないという意味ではありませんが、私は通常休みます。実験は原則禁止)

  • 研究とは:鷹尾研における「研究」とは、知的好奇心の充足や既存課題の解決に向けて持てる知識・経験・知見をフル活用してどのようにアプローチするかを計画し、それに従って実際に実験もしくは計算を行い、得られた結果を評価・検証・議論することにより何歩か前進し、同時に次に解決すべき課題を抽出する、というサイクルを繰り返すことにより、自身の設定した目的・目標に至り、その成果を学術論文として世界に向けて発信することにより学問の発展に貢献するという一連の知的営みであると考えます。研究を進めるうえで、リアル・バーチャル問わず「実験」を行うことは確かに必須となりますが、研究の学術的意義や位置づけをきちんと認識せずに計画性なくそれらを行っても系統性のないデータが散発的に得られるだけであり、研究としてはまったく不完全です。鷹尾研としては、単なる「実験屋」に陥ることなく、計画から成果報告(論文化)まできちんと「研究」を完遂できるよう指導していきたいと思います。

  • 研究テーマの決め方:年度初めにまず基本方針や現在取り組んでいるプロジェクトなどについてお話しし、各学生さんの希望に加えて経験や適性(M1:卒研や分析スキルの経験など、B4:学部での得意科目など)を踏まえた上で一緒に相談しながら決めていきます。基本、学生さんそれぞれにオリジナルなテーマを設定します。博士からの入学を希望する場合は、予め私と相談しながら具体的な研究計画を立てておく必要があります。出来ればM1の間、もしくはM2のなるべく早い時期にコンタクトしてもらえると助かります。

  • 研究指導:そもそもこれが私の本業ですので、いつでも何でも直接・メール・LINE問わず私にどんどん言ってきてください。とはいうものの会議などいろいろ他の用事もあるのが事実で、その辺りなんとかやりくりできるよう頑張ります。原則毎週月曜にその週の私の予定を回覧しています。都度進捗を踏まえたうえで必要に応じて軌道修正や今後の展開を相談しながら一緒に進めていきたいと思います。思った通りの結果が出なくて一見ダメだこりゃと思うこともきっとありますが、そんな場合でも見方を変えるとたくさんヒントや研究の種が埋まっている可能性が大いにあります。期待通りになったらもちろんそれはそれで大いに結構なのですが、予想外の結果から研究が思わぬ方向に大きく発展することもよくあるので、失敗を恐れずに、でも安全最優先でどんどんチャレンジしてください。学生さんのオリジナリティあっての研究室だと考えます。私自身も自分の研究テーマ・プロジェクト・企業さん等との共同研究を複数進めており、日々時間の許す限り自分で研究しています(もちろん実験も含む)。
     研究指導の一例として、研究室に入ったばかりでまだ慣れないうちは、私が一緒について実験を行うようにしています(特にウラン等核燃料物質を扱う場合)。それを通して個々の学生さんの経験や技量を把握しながら徐々に学生さん任せるウェイトを増やしていきます。もちろん研究室に慣れてからでも初めて行う種類の実験で不安がある場合は遠慮なく申し出てください。また、鷹尾研にある様々な【分析装置】の使用方法についても私が責任をもって直接指導します。また、担当講義や学内外業務・用務など私のスケジュールを原則毎週はじめにアナウンスするようにしています。

  • 放射性物質(主にウラン・トリウム)を扱う実験について:上述の通り、鷹尾研ではアクチノイドの化学を専門とした研究を主軸に置いています。使用する元素は主にウランとトリウムであり、これらはいずれも放射能をもちます。実験における被ばくのリスクを極力低減して安全に実験を実施するため、事前に法令で定められた教育訓練および電離放射線特殊健康診断を受け、月々の被ばく線量をモニターするための個人線量計(ガラスバッジ)を身につけて専用の管理区域内でウランやトリウムを取扱っています。安全に対する基本的な考え方として、例えば適切な防護具を着用する(実験衣・防護メガネ・ゴム手袋等)・直接口で吸引するなどリスクのある操作を行わない・実験の内容に応じてドラフトなど適切な設備を使用する・事前に綿密な実験計画を立てるなど、一般的な化学実験に通じるところも多々あります。もちろんアクチノイドならではの注意事項(基本的な取扱方法と心構え, 廃液・廃棄物の管理および処理など)もありますので、安全第一で直接研究指導を行います。
     これに加えて、研究テーマによってはアクチノイド元素としての系統性を明らかにするためにネプツニウムやプルトニウムを使用した実験が必要になる場合もあります。さすがに国内でNp, Puの錯体化学研究を行うことは非常にハードルが高いので(まず無理)、共同研究先のHZDR (ドイツ・ドレスデン)まで実験しに行く機会があるかもしれません(【Photoページ】参照

  • 学会発表:研究の進み具合に応じて積極的に学会発表を行うことを大いに推奨します。よく参加する学会は、日本原子力学会, 日本化学会, 錯体化学討論会, 資源・素材学会など。国際会議も前向きに考えますのでぜひ相談しましょう。

  • 論文:修論でも少なくとも投稿論文1~2報分くらいのボリュームには十分なります(【卒業生】ページ参照)ので、論文執筆を大いに推奨します。論文化によって自分の研究成果が人類の英知として半永久的に残るという何物にも代えがたい経験と達成感が得られます。一方、研究成果を論文化しないとそこに費やされた労力・資金はほとんど無駄になってしまいます。ぜひ学問に皆さんの名を残しましょう!英文添削・書き方のノウハウなど懇切丁寧に指導します。その代わり原稿を真っ赤にしますが、どうかめげないでください。私も学生の頃、指導教員の先生に文字通り原型をとどめないくらいコテンパンに直されましたが、大変勉強になりましたし今となってはいい思い出です。ただ単に直されるがままに従うのではなく、そこから論文の書き方・表現の仕方などのスキルを盗んでもらえれば幸いです。もちろんそこまではいいやという学生さんもいると思いますので、その場合は私が書きます(共著ですし、特段の事情がない限りは学生さんが筆頭です。もちろん修士卒限定)。きちんと指導するので(真っ赤にするけど)、博士を目指す人は自分で書きましょう!

  • 研究室ゼミ:原則週1回の頻度で実施しています。各年度の研究室構成に応じて輪講・雑誌会を適宜選択・併用。毎週のゼミとは別に学生さん当り毎月1回の頻度で研究進捗報告会を行っています(現在は進捗報告会1回当り5-6人×月2回)。私もときどき自分の研究の進捗を報告します(さすがに毎月は困難ですが…)。

  • 研究設備:化学実験室(一般, 核燃料物質管理区域内), 各種分析・実験機器(元素分析, 分光学, 構造解析, クロマト, 熱分析, 電顕, その他いろいろ, 【分析機器】ページ参照)。

  • 研究費:毎年状況が異なりますし具体的なことを書くのはなかなか難しいのですが、私自身とみなさんが不自由なく研究できるようなんとか頑張ってます。「おおまかな」状況については【業績】ページ一番下辺りを参照してください(事情により必ずしもすべてかつ最新の情報が反映されているわけではありません)。書いてあるもの以外にも企業さんとの共同研究やその他何かといろいろあったりします。JSPS特別研究員制度(DC1, DC2)に採択されている博士課程の学生さんもいます。また、修士以上にも応募資格のある日本科学協会の笹川科学研究助成をほぼ毎年誰かしら学生さんが自ら獲得してくれていて大変助かっています。もちろん申請書の書き方などしっかり指導します。

  • その他研究室の様子(研究以外も):歓迎会, その他普段の懇親会, 学会, 国際会議, 研究室旅行, OB/OG会, ちょっと息抜きのアクティビティ(?)など。基本自由参加です。【Photo】ページを参照。

  • これまでの学生の出身大学:東工大, 日大, 東北大, 群馬大, 芝浦工大, 東邦大, 沼津高専, 三重大, 明治大, 北大, 慶応大, 東京高専, 甲南大, 東京理科大, 東京都市大, 神戸高専, 東京学芸大など(順不同)

  • 卒業生の就職先:日本原子力研究開発機構, 田中貴金属, 産業技術総合研究所, 日本ファーネス, 原子力発電環境整備機構, 日立GE, ブリヂストン, ハウス食品, 岩谷産業, 三菱重工, 阪和興業, 日産自動車, 東京電力, 三井物産, マイクロンメモリジャパン, 日揮, 山口東京理科大など(順不同)

その他、気になること・聞きたいことがあれば気軽に連絡してください。至らない点もいろいろあるかもしれませんが、何よりもまず学生さんと私が楽しく(重要!)かつ気持ちよく研究できる環境づくりに努めます。要望や提案があれば是非教えてください(すべてに応えられるかどうかはわからないけど…)。

※博士課程進学を検討している学生さんへ:
ご存知かと思いますが、博士課程では「研究に対する熱い情熱と真摯な姿勢」、「専門分野における抜群の知識とセンス」、「心身ともに相当のタフさ」が必須です。特にアカデミック志望の場合は文字通りサバイバルになるので、これらに加えて「この道で自分の腕一本で食べていく覚悟」、「そのための不断の努力」、「少なからず強運」、そして何よりも「論文実績(質・量ともに)」が必要になります。ハラスメントになるようなことは絶対にやらないつもりですが、限られた期間内で博士の称号を受けるに足る十分な研究成果(当然論文も含む)を出さなければならないので、それなりの質・量・スピードが求められます。この辺りご承知おきください。また、上でも述べましたが、特に他大の修士から博士課程に来たい場合は予めよく相談して具体的な研究計画を入学前に立てておく必要があります。もちろん最初から自信満々な人はなかなかいないと思いますので、いつでも何でも気軽に相談してください。いろいろ大変そうな印象を与えてしまったかもしれませんが、私自身はこの職に就けてとても幸せだと心から思っています(大変なのも確かですが)。

 

連絡先

〒152-8550
東京都目黒区大岡山2-12-1 N1-32
東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所(旧:先導原子力研究所)
大岡山北1号館205号室
鷹尾研究室

Tel&Fax: 03-5734-2968
E-mail: takao.k.ac@m.titech.ac.jp

 

アクセス

右下の拡大図で1番の建物になります。